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【人事のひとりごと】妹の結婚式スピーチを任されて思ったこと

毎日自分に二日酔い!どうも人事部長のTOMです!

私事ではございますが、
先日妹の結婚式に参列しました!

その席において甚だ僭越ではございますが、
新郎新婦より披露宴の乾杯挨拶の大役のご指名を賜り、
渋々ながら喜んで引き受けさせて頂きました。

今回は乾杯挨拶のスピーチを通じて感じたことを
新シリーズ【人事のひとりごと】として記事にさせて頂きました!

うさぎとかめ

スピーチのお話に入る前に前提として、
私たち兄妹の特性を簡単にまとめます。

TOM(兄)
進路選択の際、何もかも直感で誰にも相談せず決める
今振り返ってみればその選択の全てがノリと勢いでの決定
なんだかんだ充実した毎日をおくる


高校進学の際、親と話し合い私立の高校へ進学
エスカレーター式で大学に進学し、学生時代にコツコツと貯金し〇○○万を貯める
幼いころから韓国が好きで独学で韓国語能力試験に合格
現在は韓国系のIT企業に勤める

正直に申し上げますと、私と妹は世間一般の兄妹と比較しても
コミュニケーションを取る頻度が昔から多い方ではなく
仲睦まじい兄妹とは言い難いかもしれません

理由は二つ
・学生時代から私が家に留まる事がなかったこと
・性格が正反対であること

私自身は人生の岐路に立った際
「ええい ままよ!」と勢いに任せた選択を行い
後はノリでなんとかするタイプです

一方、妹は思案に思案を重ね
慎重に物事を決めるタイプです

慎重派でややネガティブな妹を見ては
「もう少し器用に生きられないものか」
とヤキモキしたことが多々あったことを覚えております

しかし今日この日を迎えてみれば
妹が私なんかよりも余程人生について真剣に向き合い
決断を下していたと、そう感じます

童話でいうと私は『うさぎとかめ』のうさぎ 妹がかめ
妹は一つ一つの物事に向き合い、堅実に生きることの出来る人間です

TOM 妹の結婚式スピーチから抜粋

上記から
そんな妹と新郎であれば幸せな毎日を一日一日・・・的な文章に続く
私の乾杯挨拶の要約でございます。

男女の別はありますが、
長男的思考でいつも自分の後ろを歩いていると思っていた妹が
花嫁としてドレスを纏っている姿を見た私はまんま童話のうさぎの気分でした。

母に見守られ、父とバージンロードを一歩一歩進む妹はその日世界一幸せなかめだったと思います。

うさぎ

結婚式の帰り道、
私は自分で話しておきながら
うさぎとかめについての考えがぐるぐる頭を回っていました
うさぎタイプとかめタイプ
どちらの人材がより会社に必要なんだろう?

この童話が教えてくれる教訓は
シンプルに考えると
「油断大敵」や
「コツコツ頑張り勤勉であることの大切さ」「継続は力なり」
といった普遍的なこと

人事としての自分を振り返り
今までうさぎタイプに油断させないことを重視していなかっただろうか
かめタイプの勤勉さ等の良さを十分に引き出すことが出来ていただろうか
そんなことを考えていました

かめ

「うさぎとかめ」の教訓だけを参考にすれば
うさぎは怠け者であり、お調子者
かめは勤勉でどんなに不利な状況でも諦めない

この童話を読み聞かせた子供に
「うさぎとかめ どっちになりたいー?」
と聞けば9割の子供が
「かめーーーーー!!」と叫ぶでしょう
かめの方が良さそうに感じます

一方うさぎの良い所はそのスピード
居眠りしないうさぎにかめは追いつけません
かめの勤勉さは非常に良い部分ですが、人よりも歩みは遅いのです
本当にかめの方がいいかな?

うさぎもかめも

結婚式から帰り着いた時には
「うさぎもかめも同じ割合いた方が良くない?」
そんな思考になっていました

かめの歩みは遅く、
遠いゴールまでの道の全貌は見えてないはずです
少し先のつまずきそうな道をうさぎは教えてあげることができます

うさぎはどうしても途中で休憩をしちゃいます。そういう性質なのです
かめは止まっているうさぎに声をかけてあげればいいです
そうすればうさぎはまた走りだせます

協力したうさぎとかめに死角はありません

もう一つ、この童話の真の教訓は

「見るべき・向かうべき場所を間違えるべからず」

うさぎは自分よりも後ろにいるかめを見ていました
かめはうさぎの先のゴールを見ていました
元より見ている場所が違ったためにうさぎの油断は生まれました

仕事をするにあたっても、この教訓は非常に大事だと思います。

もう一度
「見るべき・向かうべき場所を間違えるべからず」
うさぎもかめも正しい目標設定を

PS.妹、結婚おめでとう。

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